Lonner
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明るくおおらかな島原の風土の中で生み出される高級紳士「Lonner」。
昭和45年(1970年)の創業以来、ハンドワークを多用した独自の技術とノウハウが、
高級感の漂う深い味わいや品格、身体に自然にフィットする温かみをつくります。
「美しく品格のある服」をつくるために。
上質な素材、上質な縫製、上質なアイロンワーク。
素材の扱いから縫製・プレス・仕上げにいたるまで、全ての工程で独自のテーラリングノウハウを積み重ねることで、
「今」を表現する機能性、快適性を持った優れた品質の紳士服を生み出しています。
01
裁断(完全裁断)
生地はエージング(リラックス)の工程を経て、パターンにピッタリ合わせた“完全裁断”が行われます。
ストライプや格子柄の生地は、製品になった際の、変化を少なくするため、一枚一枚柄合わせを徹底し、特に精度の高い裁断を行っています。
02
芯据え
キャンバス(毛芯)を表身頃にそって仮留め縫製する、スーツやジャケットの
見栄えや型崩れを防ぐ最も基本になる工程です。この作業の良し悪しが、服の品格や深みの
決めてとなるため、熟練の技が必要とされます。
03
本縫い
機械の方が優れていると判断した工程は躊躇なくミシン縫いが採用されています。
熟練の職人が寸分の狂いなく、パーツごとに縫い上げていきます。
04
中間プレス
肩のなじませプレス
中間プレスの工程の中でも、着心地の良し悪しを決める最も重要な工程が
「肩のなじませプレス」です。
立体プレス機に表身頃をなじませ、肩のイセ込み処理を同時に行いながら、身体に自然にフィットする前肩で立体的な肩まわりを作り上げます。経験と技術、さらに優れた感覚が必要な作業です。
05
袖山割り
希少価値のあるプレス機を使用し、アームホームに対して十分に入れたイセ込みを処理する下
宮工場独自の工程です。単純なアイロンで処理するだけでなく、
身頃のアームホームとの縫い代を割ることで、袖と身頃両方でイセを処理し、
肩先の美しいラインと、
アームホームのきれいな流れを作り出します。
06
中間検品
検品工程では、仕様、附属サイズなど様々なチェックポイントを
1点1点の商品ごとに行っています。下宮テーラリングのクオリティを支える厳しい
チェックをクリアした製品だけがお客様にお届けされます。
07
立体仕上げプレス
身体の丸みに合わせ、より立体的で着心地のよい服にすることで、
服に品格や深みを付加する決め手となる下宮工場独自の
プレス仕上げです。ストライプや格子柄はラインのズレや歪みがないように、
細心の注意で作業が行われます。
08
ハンドワーク
(袖付け・襟付け・ボタンつけ)
ハンドワークにこだわり続けるのは、着た時に軽く感じられ、
いつまでも型崩れしにくい服をつくるための、大切な条件だと考えるからです。
下宮工場では熟練の技術者の手によって仕上げられる、絶妙な肩まわりや袖裏のイセ込み、
首に吸い付くような襟付け、芯据えなど、
生地に余分なテンションをかけることを少なくし、1点1点の生地特性をいかした
「美しい服」がつくられています。
09
腰帯プレス
パンツの腰帯(ベルト部分)に丸みを持たせ、立体感を出すことで、
ストレスのない自然な履き心地をつくるための大切な工程です。
技術者に受け継がれたノウハウが生きています。
10
ヒップ立体プレス
ヒップ部分に立体感を出す、履き心地の決め手となる大切な工程です。1点1点異なる生地(素材)、仕立て(スタイル)に合わせて、プレスの回数、スチームやプレスの
強さなどを調整する、経験と勘がものを言う熟練の技術者の独壇場です。
着心地のよい服をつくる熟練の技
人の体は丸くできています。しつけ、本縫い、中間プレスの繰り返しが、生地という柔らかい素材を、人の身体にフィットする立体に作り上げていきます。特に肩は少し前方に湾曲しています。下宮工場テーラリングでは、肩が楽で着心地がよく、身体の動きにフィットする「前肩づくり」を採用しています。型崩れしにくく、いつまでも変わらないシルエットを持った「美しい服」づくりの基本です。